オケ(横浜シティ・シンフォニエッタ)の練習を終えて、帰宅したのが午後2時過ぎ。
ソファに沈み込んでグレン・グールドのCDを聴いていたらすぐにいい気持ちになって眠りこけてしまい、いつの間にか音楽は終わっていました。(曲はゴールドベルク変奏曲ではなくて、ベートーヴェンのコンチェルト3番だったんですけどね…)
目が覚めて、新聞でも読もうと開いてみたら、偶然にもグールドの記事が載っているではないですか。「グレン・グールドは終わらない」という見出しで、グールドという存在の普遍性について書かれています。次は浅田彰の発言。 『開かれた引きこもり』とも言うべきグールドの生き方が示すメッセージは、ネットなどの多様なメディアで人々が対等に出会えるようになった今、普遍的な意味を持ち始めている。
なるほどね。
実は、僕はいつか「グールドと井上陽水」というテーマでちょっと書いてみたいと思っているんですよ。陽水もコンサートよりスタジオでの録音に力を入れていた時期がありますし(そのころの『ライオンとペリカン』というアルバムは陽水の一つの頂点だと僕は思っています)、二人には俳句への関心という共通点もあるようなので、いろいろ調べてみたいと思っているのです。
ところで、グールドがこの世を去ったのは「50歳を迎えたわずか9日後のこと」だとか。ということは、僕はあと数日でグールドより長生きしたことになるわけか…
グールドの死因は脳卒中、「他人事じゃないなあ、お前たち、お父さんを大切にしろよ」なんてことを子供たちの前で言っていたら、娘に言われてしまいました。
「お父さんはそんな才能ある人じゃないから、大丈夫だよ!」
そうかもね。
2 件のコメント:
mfさんが井上陽水に造詣があるとは存じ上げませんでした。不遜にも「帰れない二人」とか「はーばーらいと」など、カラオケで良く歌わせて貰います。
造詣というほどじゃないですよ。最近はあまり聴きません。でも、'80年前後の曲はシュールでエロチックで、古びない魅力を持っていると思います。「ライオンとペリカン」は「音友」に取り上げられていたくらいで、これを一番に推す陽水ファンも多いようです。カラオケ向きじゃなさそうですけどね。
コメントを投稿